家飛び出しちゃった…
きょうは、夜中、なかなか寝付けれなかったばあちゃんと一緒に寝た。
うとうとしてたばあちゃんがふと起きて、隣に寝てるのが私って気づいたときに。
ぎゅっとしてくれて
「だいすきだよーー」
って言ってくれたのがめちゃくちゃ嬉しかったし、癒された~( ´ω` )
お昼は約束してたから買い物と温泉へ。
ばあちゃんはしんどい、胸がいたい、行きたくないって言って、買い物は車の中でお留守番。温泉には説得して一緒に。
嫌々入った温泉やけど、入ったら笑顔になって、
「気持ちいいな~熱いくらい。(にこにこ)」
話かけてくれる人もいて、機嫌が良くなったから嬉しかった~!
1時間入ってたかな、もうしんどいって言うから出て、やっぱり気になるのはご飯のことや家族のこと。
「ご飯買いに行かなあかんな、もうみんな帰ってきとんちがう?今日みんなここ(温泉)来てるんじゃないん?」
今日は私がするって言うてたから、心配せんでいける、買い物もしてる、みんなはまだ帰ってこんって言うと安心してた。
帰ってすぐ、食事の準備に取り掛かる。
ばあちゃんにもできるだけやってほしくて、ばあちゃんには野菜切る係をしてもらった。
私なんかよりもちろん上手く切ってくれるばあちゃん。
私がお願いした通り切ってくれて、途中言い合いはあったものの無事、野菜の蒸し焼きとコンソメスープが完成。
6人分ばあちゃんに分けてもらって、おとんとおかん以外の家族4人で一緒に食べて、ばあちゃんもおいしいって言ってくれながら食べて終わって。
ちょっと眠くなったから布団にもぐったとき、帰ってきたお父さん。
たくさん食べるお父さんにはたくさん食べてもらいたい、食べさせてあげたい!って思っているばあちゃん。
私はお父さんにも身体に気をつけてもらいたくて、塩分控えめに、量も少なめにしてほしいって思っている。
一応、料理不得意でも、それなりに考えてしてる献立。
だったのに、私が寝てる間にスープが醤油に変わってた。
「醤油」って言うと大袈裟かもしれんけど。
まじで醤油。
こんなん飲めれんやん!ってくらいの濃さで。
前にも結構そういうことあったから、料理がなにかに化けたかも…なにかばあちゃん加えたんちゃう…って心配になって飛び起きて確認したのはお父さんが食べたあと。
お父さんにそのお汁を飲ませたのかはわからんけど、なんか、私の考えが踏まれた気がして、泣きそうになって、
「ばあちゃん、なんで醤油いれたん?こんなん濃くて飲めたもんじゃない。なんなん。なんでそんなことするん。作っとんのになんでそのまま置いといてくれんの?」
みたいなこと(きっともっとひどいことをたくさん言ったと思う)をぶわーーーって言ってしまった
ばあちゃんも
「なに?なんもしてないよ。知らんよ。覚えてない。もうしらん。わからん。わたしもうこれから料理なんもせん。」
って言って
「わからんのだったらなんでするんよ。」
「そんなん言われたってメロンちゃんが作ったことも知らんし、触ったらあかんことも知らんもん。」
わかる。わかるよ。触らないでって書いてなかった私が悪いし、ばあちゃんが忘れてしまうのもわかる。わかってるん。でも悲しさとかわけわからん感情が溢れててもう口から出る言葉を止められず
ギャーギャーばあちゃんと言い合い。
見かねたじいちゃんが私に
「もう、あんまり、言われん。」
結局、悪いのは全部私か。そっか。そうやんな。
となり、
わかってるのに、怒ったらあかんのわかってるし、我慢も必要なのに
じいちゃんにも
「なんで私がそんなん言われるん!?!?」
となり。
感情のまま車でぶーーんと飛び出しちゃった。
飛び出す前にばあちゃんに
「どこ行くん!?待って!!!」
と止められたけど、無視して飛び出しちゃった。
ひとりになって思う。
ばあちゃんごめん。
まじわたし子ども。またばあちゃんを傷つけた。自己嫌悪。
お昼、家に帰って、ばあちゃんとの時間つくろう。そうする。
飲み忘れ
お風呂上がって食卓をみて絶句。
ばあちゃん薬飲むの忘れてる
わたしも薬勧めるの忘れてた
はぁ・・・・・・
気晴らしに。
ばあちゃんは、じいちゃんの姿が見えなくなるとすぐ不安定になって
「どこにいったん!?また誰かのところ行ったんや。じいちゃんのところには女の人がようけ来るけんみはっとかなあかん。」
って血相変えてじいちゃんを探し出す
トイレに行っても家中を大きな声で探し出す
もちろんじいちゃんにはばあちゃん以外に想っている人はいないのに
今日もご飯作った後にじいちゃんが畑に行っていると
「家のご飯やらなあかんのに(もうできてる)。みんな帰ってくるのに(まだまだ帰ってこない)。暗いのに(全然暗くない)なにしよん。早く帰ってきてくれな困る。」
この言葉がずっと続いて、何回もじいを迎えに行く
そんなに考えて、たくさん心配して、ばあちゃんのほうが疲れるだろうって思うけど
毎日、何度も迎えに行く
今日は暖かかったからもう迎えに行くついでに一緒に散歩しようか、気晴らしにもなるし!ってことになってばあちゃんと散歩してきた。
一回じいちゃんの畑に寄って、早く帰ってこいと言うだけ言って、あとは話したり俳句考えたりしながらぐるーーと家の周りを一周。
テレビで認知症には散歩がいい、散歩中に俳句や計算をするともっといい
って言っていたから俳句を勧めながらの散歩。
なかなかできんけど散歩はばあちゃんと私の気分と時間が合えばよくしてる。
今日は2句。調子よかったら10句はつくれるんやけどなあ~~
わたしが休みの時はふたりともにほっとしてほしくてじいばあといる時間を増やしているけど
わたしもすぐいらっとして思ったことを口に出したり、怒って声上げたり、ばあちゃんの話を聞いてあげられてなかったりする。午前中は寝てるし。
う~~~んまだまだだな・・・・・
落ち着くと…
落ち着くとにこにこ笑顔で話してくれるばあちゃん。一緒にクイズ番組をみて楽しんでくれる。
ばあちゃんのかわいい笑顔が好きだなあと改めて。
つらい。
一週間前から急に、ふとした時に、大好きで誰よりも大切に思っていた自分の息子を他人だと言う。
ばあ「二階におるのは誰?早く帰ってもらわなあかん。」
「おっちゃんがきとる。私の弟がおる。」
家族「二階におるのはばあちゃんの息子。おっちゃんじゃない。」
ばあ「なんで来たんやろか。えー私に息子やおらんけど。○○(父の名前)東京から帰ってきたんかな。この家がわかってきたんだろうな。」
私「お父さんはずっとこの家におるでぇ、家族でよ?」
ばあ「えーー○○なん?遠くから来たんやな。おってもいいん?お母さん怒ってない?私も長いこと会ってないけん…」
こんな会話になってない会話が毎日されている我が家。ずっとじゃなくて、息子のことを息子ってわかっているときもあるし、息子としてお父さんと接している時もあるんやけど。
わかってないときは、ばあちゃんも何が何だか本当にわかっていないらしく家族がなに言っても混乱しているみたい。
こっちも何回説明してもわかってくれんし、気紛らわそうとほかの話しても"誰かわからんお客様"のことが気になって仕方ない様子やし
そんな姿みるとつい怒り口調になったり胸が痛くなったりする。
でもきっと、本人が一番しんどいよね。
ばあ「もうさっぱりわからん。頭の中パニック。」
どう支えたらいいんだろ。
今まで家族のことを大切に、家族を想って、家族を支えて、家族のためにって考えてきた人なのに。家族のことは忘れたことなかったのになあ。
つらいね。
始めました。
わたしのばあちゃんは
もう何年もアルツハイマー型認知症と向き合いながら生活している。
本人も家族も認知症とたたかっている。
認知症は本人はもちろんだけど
本人が一番つらいんだけど
家族も本当につらくて胸をいためるものです。
さっきあった出来事(言ったこと)を数秒後には忘れてしまう
出会った人のことを覚えられない
何回も同じことを言ったり聞いたりする
食べたこと自体を忘れておなかすいたと何回も食事をする
暴言をはき暴力をする
感情をコントロールできず奇声を発したり突然泣いたりする
妄想と現実がごっちゃごちゃ
被害妄想が酷くなると周囲にいるひとはみんな敵!
などなど本当に大変な毎日で
家族も症状を理解しながら支えようと思っていますが
それがなかなか難しく・・・
何回も言わさんといて!
なんなん!さっきも言ったでぇ!
もう知らん。勝手にして。
など怒ってしまうことも多々。
毎日言い合いばかり。
もちろん喧嘩ばかりじゃなくて
雰囲気最悪!な家族っていうのでもなくて
この家族ステキやなぁ~良いなぁ~なんて思うこともあって。
本当にみんなが試行錯誤しながら、楽しく笑いあいながら、ばあちゃんを支えている状態です。
そんな(?)ばあちゃんと家族の生活の一部を
自分のために備忘録として記していきたいと思い、ブログをつくりました。
そして
誰かこのブログを見てくれたひとが。
誰かひとりでも。
認知症ってつらいんや・・・
と認知症をもつ人や認知症に興味をもってくれたらいいなあなんてちょっとだけ、ほんっのちょっとだけやけど、思っています。
(わたしの不安やぶつけられない感情の吐き場所にもなればな・・・なんてことも思ってたりなかったり(笑))
まあ、気ままにやっていくぜぇーー!