つらい。
一週間前から急に、ふとした時に、大好きで誰よりも大切に思っていた自分の息子を他人だと言う。
ばあ「二階におるのは誰?早く帰ってもらわなあかん。」
「おっちゃんがきとる。私の弟がおる。」
家族「二階におるのはばあちゃんの息子。おっちゃんじゃない。」
ばあ「なんで来たんやろか。えー私に息子やおらんけど。○○(父の名前)東京から帰ってきたんかな。この家がわかってきたんだろうな。」
私「お父さんはずっとこの家におるでぇ、家族でよ?」
ばあ「えーー○○なん?遠くから来たんやな。おってもいいん?お母さん怒ってない?私も長いこと会ってないけん…」
こんな会話になってない会話が毎日されている我が家。ずっとじゃなくて、息子のことを息子ってわかっているときもあるし、息子としてお父さんと接している時もあるんやけど。
わかってないときは、ばあちゃんも何が何だか本当にわかっていないらしく家族がなに言っても混乱しているみたい。
こっちも何回説明してもわかってくれんし、気紛らわそうとほかの話しても"誰かわからんお客様"のことが気になって仕方ない様子やし
そんな姿みるとつい怒り口調になったり胸が痛くなったりする。
でもきっと、本人が一番しんどいよね。
ばあ「もうさっぱりわからん。頭の中パニック。」
どう支えたらいいんだろ。
今まで家族のことを大切に、家族を想って、家族を支えて、家族のためにって考えてきた人なのに。家族のことは忘れたことなかったのになあ。
つらいね。
始めました。
わたしのばあちゃんは
もう何年もアルツハイマー型認知症と向き合いながら生活している。
本人も家族も認知症とたたかっている。
認知症は本人はもちろんだけど
本人が一番つらいんだけど
家族も本当につらくて胸をいためるものです。
さっきあった出来事(言ったこと)を数秒後には忘れてしまう
出会った人のことを覚えられない
何回も同じことを言ったり聞いたりする
食べたこと自体を忘れておなかすいたと何回も食事をする
暴言をはき暴力をする
感情をコントロールできず奇声を発したり突然泣いたりする
妄想と現実がごっちゃごちゃ
被害妄想が酷くなると周囲にいるひとはみんな敵!
などなど本当に大変な毎日で
家族も症状を理解しながら支えようと思っていますが
それがなかなか難しく・・・
何回も言わさんといて!
なんなん!さっきも言ったでぇ!
もう知らん。勝手にして。
など怒ってしまうことも多々。
毎日言い合いばかり。
もちろん喧嘩ばかりじゃなくて
雰囲気最悪!な家族っていうのでもなくて
この家族ステキやなぁ~良いなぁ~なんて思うこともあって。
本当にみんなが試行錯誤しながら、楽しく笑いあいながら、ばあちゃんを支えている状態です。
そんな(?)ばあちゃんと家族の生活の一部を
自分のために備忘録として記していきたいと思い、ブログをつくりました。
そして
誰かこのブログを見てくれたひとが。
誰かひとりでも。
認知症ってつらいんや・・・
と認知症をもつ人や認知症に興味をもってくれたらいいなあなんてちょっとだけ、ほんっのちょっとだけやけど、思っています。
(わたしの不安やぶつけられない感情の吐き場所にもなればな・・・なんてことも思ってたりなかったり(笑))
まあ、気ままにやっていくぜぇーー!